2020年4月からの自粛生活で、ほぼ毎日自宅周辺で過ごす生活となった。

仕事もプライベートも家、一日中変わらない窓からの景色と先が見えない不安で、息が詰まりそうな日々を
過ごしていたが、傍で愛犬「まめ」がいつも傍にいて、私を癒してくれた。

これまでは、日中仕事で一緒にいられない分、休日は旅先にも連れ出していた。
コロナ禍で一日中家にいて、急にどこにも出かけなくなったのを、不思議に思っていただろう。

自ずと撮影場所は自宅となった。
これまでならば撮らないような日常の暮らしの中にも、
残しておきたい一瞬があると思い、シャッターを切り続けた。
犬の一生の十数年のうちの１年、自宅の写真中心となったが、
自宅ならではの表情や仕草、たまの外出では悦びに溢れた表情が
切り取れたのではないかと思う。

一緒に過ごす時間が増え、愛情もなお一層増した一年だった。
これからもずっと、まめがこの世に生きる限り、
たくさんの愛らしい姿を残していきたい。